オンラインワークショップ新開催

コロナウイルスによるリモートワークや外出ができなくなってしまった方々など、家の中での時間がたくさんあり、インドアでも有意義な時間の過ごし方の提案の一つとして、新しくオンラインライブで行う料理教室を新しく開催しております。

テレビ会議システムのZoomを使用しているため、こちらの会議用のURLを予約されたお客様にお送りすると、そのURLにアクセスするだけで参加できるというシステム。また、スマートフォン、PC、タブレットなんでも使えるのも便利です。
他の会議システムですと双方がIDの取得をし、友達承認をした上で・・・という煩わしい手続きが必要ですが、Zoomはその必要がありません。ですので、参加される方も個人情報を最小限に止められるという安全性と、アクセスするだけで参加ができる手軽さが評判です。
Zoomのページはこちらです。開催者側は1名の方とやりとりする場合は時間制限はありませんが、複数の場合は40分までは無料です。40分以上使う場合は一度切れてもう一度アクセスする必要があります。それ以上の長さになると月の契約が必要になります。

「ライブ」の良さは何と言っても双方向でやりとりができることです。質問があればすぐに聴ける。回答があれば即答えられる。まさにストレスフリーです。また、一度に何人もの方が参加できるので、参加者同士の交流も可能です。マンツーマンではないところも一緒の時間を過ごす連帯感があります。
特に料理の場合はライブ感は重要で、すぐに確認して回答する必要があります。動画コンテンツの視聴ですと、好きな時間に視聴できるという利点の代わりに、上記の確認作業が不可能となります。

今回のワークショップはリモートワークの方向けのため、お昼休みの1時間という時間の中で、作ってみんなで「いただきます」をしました。作り終わった後は、私がエストニアについてのお話を皆さんと一緒にお話したり、その他質疑応答なども行いました。ちょうど良い時間の長さだったと思います。

先日の初オンラインワークショップでは、他の気づかなかった利点もありました。例えば、家でリラックスしているため、ノーメークにパジャマ、掃除もしていないので、カメラをONにしたくないという方はOFFにしてもらったまま、こちら側の動画を見ていただくこともできました。

何と言っても魅力的なのは、移動時間がないということ。移動時間がないので、すぐに別のことができます。どこにいても参加できる。遠距離の会場まではとてもいけないなと諦める必要がないのです。

先日の参加者の方は山口や茨城からも参加されていて、赤ちゃんのいるお母さんやお父さんも参加できました。子供が泣いたときには自主的にマイクを切っていただくなどお気遣いも素晴らしかったですが、周囲を気にしてどこかに離席する必要もないです。赤ちゃんと二人きりで悶々とすることもある子育て中の方でもリフレッシュできる時間を過ごせるかもしれません。

かなり良いことづくめな感じですが、課題もあります。
様々な形態のワークショップには対応が難しいことです。
今回は参加者の方がご自身で材料を用意できる、普通の材料でできるレシピとしました。普通に入手できない材料の場合は材料を事前に住所を教えていただいてから送る必要があります。(国外は日数がかかるので発送することは難しい)
また、発酵などは環境が違うと発酵速度が変わるためオンラインでの開催は難しいです。
オーブンやブレンダーなどすべてのご家庭にはない調理器具もあるため、中には参加できない方もいます。リアルの場合はすべて会場にある物を皆さんで使うことができるので、作れない方はいないのです。

様々な課題はあるものの、オンラインライブ料理ワークショップの総合的な感想は、便利で使い方に慣れたら非常に楽しいコンテンツになると思いました。
コロナが収束することを祈るばかりですが、オンラインのワークショップは可能性がたくさんあると思いますので、ぜひ継続していければと思います。

今のところ「ダンプリンとムナブイ」というエストニア料理ワークショップを開催中です。今後様々な料理を作るワークショップも開催してまいります。