2023年8月エストニアツアー

昨年から北欧旅行専門の旅行代理店フィンツアーさんと「いつかバルト三国のツアーをしましょうね!」という話を妄想レベルでしていました。
海外旅行はハードルが高い昨今ですが、今年に入りだいぶ動きやすい状況になってきました。
昨年私はバルト三国の夏(6月から8月)をめぐり、「やっぱり、夏はいいなぁ」と実感していました。じめっとした日本の湿気はなく、サラサラとした過ごしやすいエストニア周辺の夏は荷物も少なくて良く、旅に行くにはふさわしい気候です。そして、大きな利点は日照時間の長さ。一年の中で一番長い時期は6月下旬の夏至ですが、8月ごろまでは日本よりも日照時間は確実に長いです。
今年の8月1日の日の出日の入り、日照時間は以下です。
2023年08月01日 05:10:10 AM 09:42:25 PM 16h 32m 15s
日照時間の長さは旅人にとっては夜遅くても、暗くないので犯罪に巻き込まれにくく安全なこと。そして、朝早くから夜遅くまで美しい景色を楽しめるのです。

「まずはこの季節に行ってもらい、エストニアの良さを存分に味わってほしい」そう思います。
そして本当は3カ国を一気に楽しんでいただきたいと思っていましたが、さすがに3カ国を1度の8日間のツアーで網羅するとなると、1つの国に2日くらいしか滞在できません。どの国もほとんど見ることなく移動距離だけ稼ぐという旅では本末転倒なので、じっくりひとつの国を堪能してほしい。そんな思いで、フィンツアーさんとじっくりと企画検討しました。
フィンツアーさんに初回のミーティングで「絶対楽しい旅にするんです!」と言い切りましたから。そうお約束したからには、必ず私がその土地に行くと寄るような場所にお連れしたいと無理を申し上げて、フィンツアーさんにレストランやカフェの席や部屋を確保していただくことになりました。特に宿につついては初めて行く場所であればある意味賭けのようなものです。
以前、サーレマー島に行こうとした時に宿を探していましたが、それだけで半日かかったことがあります。たとえ予約しても本当に良い宿かは一か八かです。自分のミスでバスルームなしの部屋を予約してしまったこともありました。

エストニアの夏は短く3ヶ月しかありません。この3ヶ月間で現地の人々は思いっきり楽しむのです。ですから、年明けすぐに予約しないと現地の人が知っている人気の宿泊施設、レストラン、イベントは予約で埋まってしまうのです。レストランやカフェも珍しいことですが行列ができて、中に入れないということも多々あります。(実際ありまして、私もいまだに行けていないカフェがあります!いや、今回皆さんと一緒に行くんです!)
私が今回のツアーの宿泊施設として選んだ場所はサーレマー島の二カ所。連泊の方が楽なのですが、どうしてもどちらも体験してほしいということで、一泊ずつ滞在します。そのうちの一カ所は『旅するエストニア料理レシピ』のコラムで触れていますので、どんなところか気になったらぜひ読んでみてください。

また、このツアーでは国立公園2ヶ所、トレイルコース1ヶ所を歩きます。どのコースもハードではありません。エストニアは高低差がない土地ですので登りや下りはほとんどありません。少し長い散歩です。
通常はツアーで3ヶ所も森を歩くことはあまりないかもしれません。しかし、これも私が大好きな旅のスタイルです。しっかり歩いてエストニアの大自然を感じ、そこで育まれた動物や植物を目の当たりにします。
さらに、日本では未公開の映画ですが『正義と真実(Tõde ja õigus)』という映画が2019年公開され、エストニアの国民の5人にひとり(26万7千人)が鑑賞したとされる大ヒット作品です。(エストニア国内の人口は約131万人)
この作品の原作である超有名長編文学を執筆したアントン・ハンセン・タムサーレ(A.H. Tammsaare)の博物館にも行きます。タムサーレ氏がその場所で育ち、作品の舞台でもあるその地に身を置くとエストニアはどんな場所か深く理解できるでしょう。
この映画については、参加される方が集まった時、現地に訪問する前になんらかの形で触れていただく機会を考えています。旅が始まる前から、日本で想い出作りを一緒にしていきます。

『正義と真実(Tõde ja õigus)』

フィンツアーさんと今回お話ししてびっくりしたのが、ツアーは最小催行人数が8名様なのです。通常20名様というツアー会社さんが多いのです。要するにツアーガイド、添乗員が他社の倍以上に一人当たりに注意が払えるんですね。困った時やわからない時には遠慮なく、すぐに日本語が通じる添乗員の方に聞くこともできます。海外での安心のサポートというわけなのです。企画する私としても、安心しておすすめできるツアーです。
以下、エストニアの夏のイメージ写真です。ラッキーだったらツアーで出会えるかも!

フィンツアーさんの募集webサイトでポイントを押さえてわかりやすく説明くださっています。旅行の内容については以下バナーをクリックしてご覧ください。

そして、このツアーは駐日エストニア大使館の後援もいただいております。エストニアの魅力存分に体験していただける時間となります。

後援:駐日エストニア大使館