外国人初潜入!エストニアの料理学校に潜入(ハープサル)

外国人初潜入!エストニアの料理学校に潜入(ハープサル)

エストニアの首都タリンからバスで西に1時間半ほど行くと、海辺の街ハープサルに到着します。
どんな街?といいますと、一番簡単に説明するのは「日本でいう葉山です」となります。エストニア第三の都市パルヌはもう少し大きなイメージですが、ハープサルの方が少し規模が小さく、街の中心部は古いエストニアの家が立ち並び、雰囲気がまとまってお上品な感じがします。

さて、ハープサルに訪問した理由は、ハープサルに在住のお友達のAnniさんが親切にも、エストニア料理について触れられる機会を現地でセッティングしてくれたことから始まります。
Anniさんは忙しいお仕事の合間を縫って私のセッティングをしてくださいました。
また、長いエストニアの滞在期間中、宿泊費が圧迫するのですが、快くご自宅にも泊まらせてくださり、ありがたかったです。

セッティングしてくださったのは、ハープサル料理学校のEnna先生でした。外国人がこの学校に入るのは初めてでした。全てエストニア語で授業が進められますので、エストニア語が話せる必要があります。
エストニア料理のクラスの実習を2日間見学させてもらい、3日目には、日本料理を教えるクラスを行うチャンスをいただきました。
私がお世話になったのは、Haapsalu Kutsehariduskeskusというハープサルの料理学校です。この料理学校は高校卒業した後に入学する学生や、仕事をしながら料理を習いたい方、主婦なども通学することができる、いわば職業訓練校です。
学校の前身は1990年。その後現在の学校名になったのは2005年からとなります。学校はとても新しい設備で、各教室や実習室も勉強しやすい作りになっておりました。

実習クラスの様子

ハープサルの中心から徒歩で約40〜50分程度の場所にあり、自転車がなかったため、毎朝歩いて投稿しました。通常はバスや自家用車、自転車で通学していると思います。参加させていただいたクラスは、3年目のクラス。2年と3年のクラスがあるのですが、ほとんど卒業に近い学生ばかりでしたので、落ち着き払った状態でテキパキと調理を進めます。実習を担当するTiina先生でした。

3種類ほどのレシピが配布され、2時間で全てを作ります。最後は先生が味見、盛り付けを見て行き、コメントを学生は伺います。私も実習は見学させてもらい、その後の味見などを先生の後に続いて行いました。私は評価する身分でもございませんので、ひたすらいただくという嬉しい役割でした。

サーモンサラダ
牛肉を焼く

牛肉を焼く時にほとんど全員がwell doneで焼いてしまうことでした。エストニア人は豚を食べる習慣があったので肉は「よく焼く」べきだという固定概念があります。そういう意味では、うちのエストニア人も日本のレストランで、良いステーキを注文する時にも「well done」と指定していました。(なんともったいないと思う私でした)この焼き方を見るとエストニア人の食の歴史が如実に現れており、非常に興味深かったです。
実際レストランに行くと、ほとんどのエストニア人はwell doneを指定しているのかもしれません。
Tiina先生もこの指摘をされていて、「牛はそんなによく焼かなくて良い」というアドバイスをされていました。

Well done後のステーキ

この学生たちが卒業した暁には、エストニアのステーキの焼き方が変わるか、焼く前にお客様に焼き方を聴いてもらえると嬉しいなと思いました。

デザートも課題のひとつ
エストニアのメインディッシュときのこの
スープ

実習の2日間に参加させていただきました。実習は時間をいかに上手に配分できるかということも一つの大事なポイントでした。
途中で、学食も見学させてもらいましたが、学食で調理しているのも2年制の高校卒業後の若い学生でした。学生や先生がビュッフェ形式でいただきます。

さて、エストニアの職業訓練校の最終日は私が逆に日本料理を教えるクラスとなりました。私が炊飯をする予定と伝えると、炊飯器を学校で購入してくださりました!(親切すぎる!!)
現地のスーパーで手に入れることができる食材をできるだけ使いながら日本食のレシピを決めました。
おにぎり、味噌汁、いんげんの胡麻和え、唐揚げ、デザートは生どら焼きにしました。ビュッフェ形式でいただきました。いろいろな先生や学生も試食してくれました。

中にはアジア料理に対して抵抗がある人もまだいます。日本からは8000km離れたエストニアですから、日本食は「sushi」しか知らない人が多いです。これを機に、sushi以外の日本食も知ってもらえたら嬉しいなと思います。
Taavi先生がなかなか店では見つからない材料をインターネットで購入してくださいました。エストニアで見つかりにくい食材を探す際には、現地の方々はumamiというアジア食材のお店で食材を探します。
好評だったのは胡麻和え、唐揚げでした。唐揚げはエストニアでは受け入られるメニューだと思います。

ちなみにエストニア国民に対して学校はユニフォームなどの個人で使う備品以外は全て無料です。充実の授業内容を受けることができる国のシステムが素晴らしいと思いました。学びたいという気持ちに応えようとする国の姿勢が垣間見られます。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です