エストニアのりんごは、おうちの味

エストニアのりんごは、おうちの味

日本からモスクワ、ラトビアを経由し、ロストバゲージのトラブルにも見舞われつつ、タリンに到着という波乱含みの展開でしたが・・・予約したタリンの普通のお家に滞在することになっていました。このお宅のご家族が暖かく迎えてくれたのがその後の幸運を呼んだと感じています。
タリンの閑静な高級住宅街カドリオルグ地区に位置するこのお宅ですが、近くには大統領官邸や公園があり緑豊かで住みやすい環境です。タリンの中心地である旧市街からは西の方向にあり、トラムで10分程度の距離でした。

1939年に建てられたアパートですが、日本人にとっては築年数長いなと思いがちですが、このくらいの建物はエストニアはかなり存在し、部屋を綺麗に改装しています。長くなるほど良い管理をされている建物はその価値を増していきます。
私はこのご家族にお世話になったのは他でもなくAirbnbです。緊張はたしょうなりともしますが、知り合いのつながりなどなかったタリンで、新しい出会いもまた旅の楽しみです。
到着が深夜になったにも関わらず、オーナーのAnnelyさんご夫妻とお嬢様が温かく迎えてくれました。ご興味あればこちらのリスティングのお部屋をご確認ください。

普通のエストニアの生活を覗いてみたい、過ごしてみたいという方にはとても良い環境です。特に私のようにエストニア人の料理や生活スタイルを垣間見ることを仕事としている人には、むしろホテルスタイルよりも実際に生活している人たちと住むことが一番良い情報収集になります。
我々のようなある程度の年齢になると、ずっと誰かと一緒にいるよりは、たまにお話してたまに一人になるのが気楽で、それが一人旅の醍醐味でもあります。家族のように過ごせるけれども、自分の部屋もあるので、寂しくないでもうるさくないほどほどの距離感でいられるのが心地よいですよね。

私が滞在したのは8月末から9月の初旬の一週間。9月1日からは新しい学期が始まるエストニアの学生にとっては大事な日。新しい制服を準備して楽しみにしているご家族やご本人をみて微笑ましくなる時間も共有でき、エストニアのご家庭の新生活に突入する瞬間にも同席できたことも非常に良い経験でした。

夕方外から帰ってきて、お家の人に今日あった感想、疑問に思ったことをすぐにその土地に暮らしている人に話せること、聴いてみること、これらができる環境はなかなかないですよね。

たった一週間でしたが、家族のように接してくれるのが心地よく、ある日Annelyさんがりんごのケーキを焼いてくれました。
このケーキはエストニアのお母さんが家でいつも作ってくれるケーキです。りんごが出始めの9月初旬にはすでにサマーハウスから持って帰って来られた、たくさんのりんごがパントリーにありました。

そのりんごを娘の入学式が終わった日のお祝い用に事前にケーキを作ることにするAnnelyさん。

二度に分けて焼くケーキのレシピのため、焼けたりんごの上にさらに材料をかけていきます。バター砂糖が焦げた香り、りんごのほんのり優しい香りが部屋を包みます。エストニアのどの家でもこのりんごケーキはお母さんの味です。

このりんごケーキは何度となくエストニアの家庭でいただいた記憶がありましたが、この日の夜に初登校のお嬢さんが食べたアップルケーキは忘れられないお母さんの味だったに違いありません。
Annelyさんのケーキで「エストニアのりんごはおうちの味」を再認識しました。
ひとつ惜しむらくは、私が日本料理を教える約束をしていたのに、できなかったことです。次回はタリンに訪問した時にはその機会をいただこうかと思います。

こんな暖かい家庭のひとコマに会えるので長期の滞在中には、たまにAirbnbを使っていました。ぜひタリンに行って普通の家庭はどんなものか知りたいという方にはAnnelyさんのお家に泊まってみてはいかがでしょう?

こちらのりんごのケーキも来年、期間限定のワークショップに加えるつもりです。
12月22日(日曜)はりんごのパイに包まれたサワークリームケーキのワークショップを開催です。ぜひ、ご参加くださいませ。



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