日本でバルト三国の食に触れる(ラトビア編)
先日は食品展示会に伺うことができました。
Foodex2021が幕張メッセで3月9日から12日まで開催されています。
国内外の食品展示ということで、バルト三国の商品も紹介されているとラトビア関係の方にお誘いいただき、伺うことになりました。
まだ日本国内で販売していない商品、国内で販売しているものの販売拡大を考えている会社などが展示会に出店しています。最新の商品情報が得られる貴重な場所になるので、楽しみに伺いました。
ここからは食品開拓の旅へ皆様をご案内します。
まずは、ラトビアから。
今回ラトビアは国としてブースを出していました。ブースの大きさからも、かなりの力の入れようかと思います。
本来であれば、各メーカーから来日され、接客に当たることになっていたそうですが、残念ながらコロナのため来日はかなわず、日本語とラトビア語が堪能な方や駐日ラトビア大使館のスタッフの方がサポートされていました。メーカー産から商品についての知識を伝授されていたため、商品説明を詳しくしていただきました。
Very Berryというメーカーのジュースです。中でもメーカーイチオシは果汁100%のジュースです。日本ではスーパーフードのシーバックソーンの100%ジュースが珍しいと思います。
コロナになってから初めて行った展示会でしたが、主催者や出展者が感染拡大防止に気をつけており、安心して展示会を過ごすことができました。また、混まなそうな初日に行けたのもよかったのかも知れません。
次は、VITALITY Drinkというメーカーの発酵飲料。かなり美味しいKOMBUCHAです。日本では「紅茶きのこ」と呼ばれる菌を増やし続けるドリンクですが最近はアメリカのセレブが飲み始めて世界的にも健康飲料として有名になっていますが、そんな流れがラトビアにも来ているとは!
さまざまなフレーバーのKOMBUCHAを試すことができました。パイナップル、ジャスミン、ルバーブなどなど。どれも美味しく、穏やかな炭酸なので、無理なく飲めました。ガラス瓶にしているのは、再生しやすいという観点からだそうで、自然を大事にする風土が根付いていることもわかります。
ラベルもおしゃれなので、お店にあったらつい飲んでみたくなると思います。次から次へと、興味ある人がブースを訪れ、関心の高さを伺わせる商品でした。
ラトビアのチョコレートのメーカーPURE。
もしかすると、ご存知の方は成城石井さんでもご覧になっているかも知れません。一部商品はすでに日本で販売されています。
見た目にもかわいいトリュフチョコです。素敵な梱包だったので、ついつい食べたくなってしまうのは単純ですかね?
特に動物の絵が描かれている商品が気になりました。中はトリュフで、バレンタイン時期にプレゼントとしてさしあげたら喜んでもらえそうですよね。どうにかこの梱包のチョコレートを日本で見る日が来ないかと思いました。
MOTTRAという会社がエストニアでキャビアを養殖し、日本で販売されていました。キャビアは高級品なので日常にはいただけませんが、今回は特別に試食させてもらいました。
キャビアは何種類もあり、チョウザメの品種によって卵の味も変わってくるそうです。私がいただいたのは二種類。
ブルーの方は色が黒く、口に入れるとふわっととろけ、癖のない味。黄色の瓶の方は、濃い味の、まさに珍味と呼ばれるに相応しい記憶に残る味でした。卵はチョウザメのお腹をマッサージして、卵を出すために殺さずに何度も産む方法をとっているそうです。
ラトビアでキャビアがいただけるとは全く知りませんでした。
graciというミューズリーメーカーはさまざまな健康を目指すタイプのナッツ、穀物、ドライフルーツをミックスしたフレーク状の商品を展開しています。
包装のセンスが素敵で商品のこだわりを感じました。歯応えもなかなかよく、食べ応えのあるミューズリーでした。
(ミューズリーとは、牛乳、ヨーグルトなどを入れて朝ご飯に食べられる日本でいうところのコーンフレークのようなもの)
ラトビアの食品は日本国内でもたまに見ることがあります。例えば、オイルサーディン、クランベリー、オーツなどは普段口にするような商品が流通しており、今後もラトビアからの食品が日本でも増えてくるようになりそうな予感がしました。
日本で口にできるようになれば、ラトビアが今よりも皆さんの身近に感じられるようになるのではないかと期待中です。
つづく・・・