森百合子さんの新刊『北欧インテリアのベーシック』について

森百合子さんの新刊『北欧インテリアのベーシック』について

北欧ジャーナリストの森百合子さんの新しい著書がつい先日発売されました。

私も北欧の食器やデザインに魅せられる多くのファンのうちの一人です。シンプルでも味のあるシンプルさ。
柄同士を合わせてもなぜか喧嘩しない安心感。センスに自信がない私でも使っても問題なさそうな程よさから、食器など同時にさまざまな組み合わせをする必要があるアイテムは北欧のものを選ぶことが多いです。
また、職業柄どうしても食器を出すことが多くそれなりに割ってしまうので、割ってしまった時に生産中止になりにくい食器を持っていると全てを取り替える必要がないという合理的理由もあります。
さらには、日本の食器も好きでその食器と合わせても違和感がないデザインや色使いなのです。お友達のお宅にお邪魔した時にも、マリメッコのナプキンと、和食器が同時にテーブルにあってもなんの違和感もなかったです。

マリメッコのナプキンと和食器との組み合わせ

我が家のダイニングにあるテーブルや椅子は北欧の家具のヴィンテージ(セカンドハンド?)です。どうしても木の色や使い心地が馴染むので、安心して使うことができるから選んでいると思います。

さて、北欧のアイテムは揃っているもののまたは興味があるのだけども、どう飾ったり生活に溶け込ませるのかわからないと言う迷える私です。

今回の森さんの著書は、そんな私にどうプラスして「あなたらしく」するのかと言うヒントをもらえる一冊なのではないかと思い、発売すぐにAmazonでポチりと。

下のテーブルクロスはIKEAで購入したお気に入りのヘリンボーン柄

まずは、森さんのお知り合いのスウェーデン、デンマークの方のお部屋の各部屋のインテリアの参考になる箇所をふんだんな写真と共に、それぞれのポイントを森さんの視点からピックアップして「ああ、こう言う楽しみ方、飾り方をしていいんだ」と言う理解につながります。

「では、具体的に日本では・・・」と言うことで森さんのご自宅の変遷と共に、北欧インテリアの取り入れ方をとても細かく記録として我々に見せてくれています。
特に私を安心させてくれたのは「どこに使うかを決めていなくて勢いで買ってしまう」と言うお話で、森さんのご自宅を見る限りはどこに使うかあらかじめ決めたかのようにその場所に相応しいと思われるお部屋だと思っていました。
私もフリーマーケットやセカンドハンドショップで、「一期一会!!」と考えるように勢いでほとんど買うことに罪悪感を感じていました。
「いや、私の勢いで問題ないんだ!」と森さんの著書に励まされた気分でした。

そして、多くの人に役立つIKEAの家具を買ったら・・・気をつけたい情報も本の中にあり、もしも買った場合は「あれ」を用意する必要があるんだなと。(「あれ」はぜひ本の中で見つけてください!!)

本の後ろは森さんのご自宅のリビング

パーティーの楽しみ方、もてなしのスタイルも写真をふんだんに折り混ぜ、まるでその場にいるかのような臨場感で、北欧流のパーティーを森さんスタイルで実践されていました。北欧をそのまま日本で実践しにくい場合は森さんのアレンジがより参考になるという段階を踏まえた内容となっています。

人生において住処は大事なことだと思います。どんな場所で、どんなことをして生きるか。環境はその人を作るんですよね。
「一人暮らし」「自宅を購入する」「リノベーションする」「引っ越しする」などの人生のさまざまな節目の時にも、森さんの本があればその時その時で役立つ内容が発見できるずっと本棚に置いておきたい一冊になるでしょう。

ちなみに森百合子さんとは2020年11月に『北欧バルトリップ バルト三国を一緒に旅しよう』というイベントでご一緒しました。ブログはこちらをどうぞ。



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