エストニアの夏至祭

エストニアの夏至祭

こんにちは!
さて、毎年この時期は北欧、バルト三国、ロシアなどの国々で盛り上がるのは夏至祭です。
6月の末は夏至。午後10時40分ごろが日没です。
日本では考えられない日没時刻ではないでしょうか?日没時刻に真っ暗になることはなく、夕方のような感覚だと思います。実際に真っ暗になるのはこのもう少し後になりますので、午前0時近くにようやく暗くなるということです。そして、午前4時には次の日の出です。

そう言うわけでほとんど暗くならないエストニアの夏至です。

そんな夏至は冬が長く暗い時期を過ごす人々にとっては、この日が来ることを待ち遠しく感じます。
確かに年末にエストニアに行った時には1週間太陽をほとんど見ず、病んでしまうのではないかと感じたので待ち遠しくなる気持ちは、納得できます。
さて、夏至に開催する祭りはエストニアでは「ヤーニパエヴ(Jaanipäev)と呼びます。聖ヨハネの日ということで、ヨハネをエストニア語ではヤーンとなります。ヤーン君の日でもあります。
なんのために祭りをするかといいますと、その年の五穀豊穣を祈る目的があります。ただ食べて酔っ払う祭りではないことを頭の隅に入れておきたいところです。
エストニアの夏至祭は6月23日午後から始まりまして、24日まで続きます。

夏至祭は実際に夏至の日の前日の午後からスタートします。個人で行ったり、地域の比較的大きな祭りに参加したり、さまざまに楽しみます。

1. 大きな焚き火
焚き火の木を集めて(実際には数ヶ月前から集めている)焚き火を作り、一晩中火を燃やし続ける。
一番夏至祭で重要。大きければ大きいほど良い。

2.バーベキューを食べる
屋台が出て、さまざまなものがあるがシャシュリク、ソーセージなど肉を焼いたバーベキュー的なものが多い。

3.アルコールを飲む
以前はビール一択だったが、最近はワインなども人気。

4.ダンス、歌う
踊りと歌が好きな国民性からか、フォークダンスや、野外コンサートホールで合唱もある。女性は民族衣装を身につけ、花冠を作り美しい姿となります。

5.「シダの花を見つけに行ってくるわ! 」
これは何かと言いますと、お目当ての子と祭りを後にどこかに消える時の決まり文句。
実際はシダは胞子で増えるため、花は存在しない。シダの花=ホタルとも言われている。これもなかなかエストニアでは見つからない。


エストニアの夏至祭についてのお話でした。来週は夏至祭一色になります。
もしも、エストニアや他の周辺諸国に行かれた時には、ぜひ現地の方と一緒に盛り上がってみてくださいね。ただし飲み過ぎ注意です!




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